代謝という言葉、耳にする機会が多いように
感じますが
代謝とは何ですか?と聞かれると
なんとなくしか理解していないことに
気づかされる方も少なくないかと思います。
今回は、顔のたるみに影響を与える
「代謝の低下」に着目し
代謝とは何なのか?
なぜ低下するのか、
代謝の低下が顔のたるみに影響?
改善方法は・・・?
といった、代謝を整えることで
顔のたるみにもアプローチできる情報を
まとめていきます。
代謝を良い状況に整えることは
顔のたるみだけではなく、
全身の調子を整えることにも繋がって
いきます。
お読みいただき、ひとつでもご参考~ご実行
いただけたら幸いです。
代謝とは何か?
代謝には、古いものと新しいものが
入れ替わる「新陳代謝」と
人が仰向けで横になっている状態で
手も足も動かさず、肉体的にも精神的にも
安静で落ち着いていて睡眠もしない状態で
24時間で消費するエネルギー量を表す
「基礎代謝」があります。

人が意識的に身体を動かさない状況でも
心臓や筋肉、臓器は活動し、
全身に血液を送ったり
体温を維持したりといった生命活動を
行っているためエネルギーを消費します。
基礎代謝量は、人が最低限生きていくために
必要なエネルギー量を表しています。
代謝機能が低下する3つの理由
理由1:基礎代謝量の低下
こちらは厚生労働省が公開している
2015年度版日本人の食事摂取基準の
性別・年齢別の基礎代謝量の目安の推移で、
基本的には10代をピークに基礎代謝量は
年々下がっていきます。

年齢 | 男性・基礎代謝量 | 女性・基礎代謝量 |
1-2歳 | 700 | 660 |
3-5歳 | 900 | 840 |
6-7歳 | 980 | 920 |
8-9歳 | 1140 | 1050 |
10-11歳 | 1330 | 1260 |
12-14歳 | 1520 | 1410 |
15-17歳 | 1610 | 1310 |
18-29歳 | 1520 | 1110 |
30-49歳 | 1530 | 1150 |
50-69歳 | 1400 | 1100 |
70歳以上 | 1290 | 1020 |
30~40代の女性の部分で少し代謝量が
上がっているのは中年期における
体重の増加の影響を加味しているようです。
代謝が低下する原因は筋肉量の低下です。
加齢による筋肉量の低下、ダイエットや
運動不足による筋肉量の低下が主な要因と
なっていて
運動をしなければ筋肉量は1日に1%減少する
という説もあります。
筋肉量が多いと、基礎代謝量だけでなく
活動時のエネルギー消費も大きくなりますが
筋肉量が少ないと、基礎代謝量が少ない
だけではなく、活動時のエネルギー消費も
筋肉量が多い人と比べて少ない量となって
しまいます。
理由2:不規則な食生活
ダイエットのために食事をとらない欠食や
不規則な食生活も代謝の低下を招きます。
食事をすると、消化のために内臓が
エネルギーを使い、食事誘導性熱産生という
熱を発して体温を上げ、お腹の内臓も温めます。

この、食事誘導性熱産生で消費するカロリーは
たんぱく質のみを摂取したときは
摂取エネルギーの約30%、
糖質のみの場合は約6%となっているので
偏った食生活では十分な熱生産は行われない
ことになりますし、
食事を食べなかったり不規則な時間に
食事を摂ることは内蔵が定期的に温まる機会を
損失することに繋がるので、内蔵の冷えからも
基礎代謝の低下に繋がることになります。
理由3:新陳代謝機能の低下
お肌だけではなく、腸や骨、血液を含めた
身体の臓器はすべて
細胞の新陳代謝によって定期的に新しい細胞へと
生まれ変わっています。
そのスピードは中高年になると低下していき
古い細胞の老廃物などが体内に残りやすく
なっていき、むくみやたるみにも繋がり
ボディラインや顔にもその影響が表れてきます。
新陳代謝機能低下の要因は遺伝的要因が約2割、
環境的要因が約8割と言われていて
喫煙、飲酒、甘いものといった嗜好品や
日常生活での姿勢やよく寝転がる等のクセ、
入浴方法等の生活習慣によって大きく変わって
きます。
代謝機能が下がるとどうなる?
- 体重の増加(筋肉減少+脂肪の増加)
- 肌荒れ
- 顔のたるみ
- 血行不良
- 冷え性
- むくみ
- 低血圧
- 低体温(平熱が36℃以下)
- 顔色が悪い
- 疲れやすい、疲れが抜けない
- 生理不順
- 便秘
- 臓器、器官の機能低下
- 細胞の代謝機能低下
上記は連動していて、代謝が落ち血行が悪くなると
全身の細胞へ新鮮な栄養素や酸素を
送り届けることが難しくなり、
体は冷え体温も下がり
他の不調へと繋がっていきます。

心と身体は繋がっているので、身体の不調は
心にも影響をあたえてしまいます。
代謝が下がり、冷えて凝り固まった
動きづらい身体では運動をする気持ちも
そがれてしまい、さらに動かなくなり
代謝も下がっていくという悪循環にも
なりかねません。
ちょっと生活を変えるだけでも身体は
変わります。
あきらめずに、できることからコツコツ改善
していきましょう。
代謝機能を改善する3つの方法
代謝を改善する方法1:体温を上げる
代謝を上げるために大切なのは
「体温を上げる」こと。
毎日の食べ物を意識することで
身体も内臓も温めていきましょう。
土の中で育つものは身体を温め、
土の上・地上で育つものは身体を冷やします。
夏の暑い時期は地上で育つキュウリやトマトで
食べ物から身体を冷やすことも大切になって
きますが
体温を上げるためには身体を温めてくれる
食べ物を中心に選び
身体の代謝を良くしてくれる酵素が
たくさん入っている味噌や醤油で味付けをした
温かいスープがオススメです。

身体を温める食材例:ごぼう、にんじん、
かぼちゃ、れんこん、自然薯、クルミ、
栗、黒豆、春菊、ニラ、モロヘイヤ、
小松菜、ネギ、らっきょう、蕗、山菜類
赤身の肉、卵、チーズ、納豆、牡蠣、なまこ、
鮭、マグロ、あじ、さば、さんま、いわし、
ぶり、タラ、鯛、鰻、カニ、エビ
玄米、そば、餅
漬物、 しょうが、黒砂糖、みそ、しょうゆ、
シナモン、ニンニク、山椒、胡椒、唐辛子、
からし、酒、パセリ 等

体温を上げるためには入浴も大切です。
湯船につかれば静脈血やリンパ液が水圧によって
押し上げられるので下半身のむくみの改善にも
繋がります。
温かい湯船で血管も広がり、全身の血行が
良くなると内臓の働きも活発になり、代謝も
上がります。
ぬるめの温度での入浴を推奨されているケースが
多いのですが、寒い時期のぬるいお湯では
身体が冷えてしまうこともあります。
じんわり汗をかくぐらいの、心地よいと感じる
温度のお湯に20分程つかるのがオススメです。

長くお湯につかることに慣れていない方は、
5分入って頭を洗う、また5分入って身体を洗う、
また5分入って顔を洗う、また5分入って温まって
出るという入浴法をオススメします。
細切れの入浴でもけっこう身体は温まりますよ!
岩盤浴も全身の血行~代謝アップにオススメです。

代謝を改善する方法2:水分
口から摂る水分は、体の中で
「物質の溶解」「物質の運搬」「体温調節」
という大切な働きをしてくれています。
食事などから摂った栄養素は吸収しやすい形に
分解されて、栄養素が水に溶けた状態で
エネルギーとして使われます。
体中を巡っている血液やリンパ液も水分を
含んでいます。老廃物を身体の外に出してくれる
尿や汗も水分が含まれています。
夏の暑い時期は、身体の中の水分を汗として
出すことで体内温度が上がり過ぎないよう
調節しています。
水分が不足してしまうと上記の働きにも
支障をきたします。
一日に食事以外で摂取が必要と言われている
水分量は1.5~2リットル。

利尿作用がある水分だと、摂った水分以上の
水分が身体から出て行ってしまい
水分を摂っているのに水分不足に陥ってしまう
危険もあります。
利尿作用のない温かな飲み物を摂るように
意識しましょう。
当サロンでは宮古島の奇跡のハーブ
ビデンスピローサから煎れる
「ビデンスティー」で水分を摂ることを
オススメしています。

優れた排尿作用でむくみにもアプローチ、
体内の水分バランスを整えてくれます。
私はお風呂にも水分を持って行き、
お湯につかりながら飲むのですが
以前、水を飲んでいたころは
喉が渇くたびに水を飲み、お腹が水で
たぽたぽしているのに喉の渇きが
止まらないことがありましたが、
ビデンスティーに変えたらそんなことが一切なく、
飲んだ水分がきちんと巡って潤っているのを
感じられたので一気にビデンスのファンに
なりました。
国内発送しているので、ご購入やご質問は
お気軽に公式ラインかお問い合わせフォームより
お知らせくださいね。
代謝を改善する方法3:運動
筋肉を効率よくつける方法はスクワットです。
筋肉の約70%は下半身に集中しているので
太ももやふくらはぎ、お尻を意識して鍛えることで
体全体の筋肉量が増えて基礎代謝もアップします。

スクワットをするタイミングは
食後30分~1時間の間がオススメです。
この時間に運動することで血液中の糖質が
エネルギーに変換されるので
体内に脂肪が蓄積されるのを防げます。
スクワットが難しい、、とうい方は
姿勢を正してお腹にグッと力を入れるだけでも
腹筋を鍛えることができます。
洗い物をしながらつま先で立ち、おしりを
ググっと締める、たまには床を水拭きする等
日常生活の中で、いつもより少しでも
筋肉を意識する時間を入れていけるといいですね。
ウォーキングで筋肉をつけることはできませんが、
有酸素運動で全身に酸素を送ることは代謝アップに
繋がります。
胸をしっかり開いて深い呼吸で、季節を感じながら
楽しく歩きましょう。

ジムでの無酸素トレーニングももちろん
有効です。
筋肉を育てるためには週に2~3回。
慣れないうちはジムのスタッフの方に
動きを見てもらい、正しい動きでトレーニングを
するようにしましょう。

前後のストレッチも忘れずに、しなやかな筋肉を
付けていきましょう。
運動の前に、身体のコリや詰まりを
当サロンでしっかり流すことも代謝アップに
オススメです。
きれいな筋肉を付けるのにリンパの滞りやコリ、
詰まりが邪魔になりトレーニングの動きに
影響が出てくるケースもあります。
当サロンはフェイシャル専門店ではありますが、
足の裏から腸、頭皮、腕や脇のリンパまで
しっかりケアをして全身からお顔を整えていく
サロンなのでボディもスッキリ整っていきます。
お顔を整えるためには全身が整ってないといけないのです。
代謝についてのご質問もなんなりと、お気軽に
公式ラインかお問い合わせフォームより
お知らせくださいね。
寒い時期も代謝をあげて元気に乗り越えて
いきましょう!